テーマ株の特徴・探し方とは?テーマ投資のメリット&デメリットを解説

テーマ株の特徴・探し方とは?テーマ投資のメリット&デメリットを解説

株株ブログ運営事務局

について詳しく解説します。

ある銘柄が突如として急騰したのをきっかけに、その銘柄に含まれるテーマ性が意識され、関連銘柄たちが連鎖的に買われ大きく値を上げる。

このような現象を引き起こすのがテーマ株です。

AI、EV、インバウンド、半導体、DXなど、次世代テクノロジーや成長ビジネスに深く関連する銘柄のことを「テーマ株」といい、その特徴的な値動きに上手く乗る株取引の方法を「テーマ投資」といいます。

では、このテーマ株とはどのような銘柄たちなのか?テーマ投資のメリット・デメリットをはじめ、長らく市場を牽引する存在となった「AI・生成AI関連銘柄」の紹介、テーマ株の探し方・売買タイミングの見極め方など、詳しく解説します。

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テーマ株とは?

テーマ株とは、その時代に代表される最新技術や次世代テクノロジー、成長事業に関連する銘柄グループのこと。「●●関連銘柄」とも呼ばれています。

たとえば、世界中の産業をはじめ、国内株式市場にも大きな影響を与えた「チャットGPT」の誕生。そして、チャットGPT誕生からほどなくして登場した、学習済みのデータを活用して独自のコンテンツをAIが生成する「生成AI(ジェネレーティブAI)」。

これら新たなイノベーションに関連した銘柄たちは、「チャットGPT関連銘柄」や「生成AI関連銘柄」と呼ばれ、2023年から始まる注目テーマとして大きな話題となりました。

市場をけん引する代表的な株式テーマ「生成AI関連銘柄」

では、代表的なテーマ株とはどのようなモノなのか?
チャットGPTの誕生から長らく市場をけん引する立場となった、「生成AI関連銘柄」といっていいでしょう。

生成AI関連銘柄とはどんな株なのか?

生成AI関連銘柄とは、AI(人工知能)を活用してテキスト、画像、動画、音声などを生成する技術、いわゆる「生成AI技術」に関連する企業のこと。

代表的な銘柄には、生成AIモデルを開発する企業やそれを支える半導体メーカー、クラウドサービスを提供する企業などが含まれます。また、生成AIの普及により、クラウドインフラを提供する企業やAI専用のチップを設計する企業の需要も増加しています。

生成AI関連銘柄について詳しく知りたい方は、こちらの記事に詳しくまとめていますのでコチラも参考にしてみてください。

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【最新】生成AI関連銘柄まとめ|本命・企業ランキング&日米の注目株をご紹介!

テーマ投資とは?関連銘柄の連鎖的な値動きを狙った投資法

テーマ投資とは、特定のテーマ株を軸にして投資していく手法のこと。

たとえば、人工知能(AI)、電気自動車(EV)、再生可能エネルギー、先ほどもご紹介したチャットGPTや生成AIなど、これら長期的にみて成長が見込まれる市場(または、短期的な材料性から値上がりが期待される産業)にフォーカスを当てて、そのテーマに分類される銘柄に対して投資します。

また、テーマ株には連鎖的に買われ値を上げるといった一定の値動きパターンが存在します。この連鎖的な値動き(先駆・出遅れ)を予測した上で、先回りして買い付ける手法などがテーマ株投資の大きな特徴です。

テーマ株の「先駆」「出遅れ」といった値動きとは?

このページ冒頭で、”ある銘柄の急騰をきっかけにテーマ性が意識され、関連銘柄が連鎖的に買われて値を上げる。こうした現象が「テーマ株」には起こる。“とお伝えしましたが、どのような事なのか?

分かりやすくテーマ株の「先駆株」「出遅れ株」の値動きを例にご紹介します。

テーマ株の「先駆・出遅れ」といった値動きとは?「レーザーテック(6920)」の日足チャート画像

出展:TradingView

上記の画像は、半導体をテーマにする主力関連株「レーザーテック(6920)」の日足チャートです。

2023年10月の上旬を起点にして大きく値を上げているのが伝わるかと思います。このレーザーテックの値動きが半導体セクターをけん引する先駆した値動きです。この先駆する値動きに追従するように、出遅れて値を上げるさまざまな銘柄が姿を表します。

テーマ株の「先駆・出遅れ」といった値動きとは?「AIメカテック(6227)」の日足チャート画像

出展:TradingView

テーマ株の「先駆・出遅れ」といった値動きとは?「TOWA(6315)」の日足チャート画像

出展:TradingView

テーマ株の「先駆・出遅れ」といった値動きとは?「丸文(7537)」の日足チャート画像

出展:TradingView

全てのテーマ株の値動きに必ず当てはまるというわけではありませんが、概ね上記のように「先駆」⇒「出遅れ」といった循環物色の動きが色濃く出るケースが多いです。(実際にはもっと複雑ですが、分かりやすく伝えるために上記の例をピックアップしています。)

今回のケースを例にすると、先駆する値動きに追従して出遅れて値をあげた「丸文」のように、値ごろ感があって株価を急伸させる銘柄を狙って物色して行きます。これがテーマ投資の醍醐味といえるでしょう。

テーマ投資のメリット・デメリットとは?

テーマ投資の大きなメリットは「短期間で大きな値上がりが期待できる」ということ。一方デメリットは、そのボラティリティーの大きさから「株価の急落」「高値掴み」のリスクが考えられるということです。

テーマ投資の「2つのメリット」

  • 短期間で大きな値上がりが期待できる
  • 全体相場が下げていても利益を狙いやすい

テーマ投資の大きなメリットは「短期間で大きな利益を狙える」ということ。なかには「テンバガー株」と呼ばれる、株価を10倍以上に急成長させた大化け銘柄が含まれることも。

また、人気化したテーマ株は全体相場が下げているときでも逆向高を演じるケースが多く、全体相場の落ち込みに影響せずに利益を狙いやすいといったメリットもあります。

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テンバガー(10倍株)とは?テンバガー達成銘柄の特徴や見つけ方などご紹介

テーマ投資の「3つのデメリット」

  • 急落・高値掴みのリスクがある
  • テーマによって短命で終わってしまうケースがある
  • 常に次に注目されるテーマを探しておく必要がある

一方で、テーマ投資の大きなデメリットは「急落のリスクがある」ということです。株価を急騰させるということは急落の可能性も秘めているということで、そのボラティリティーの高さから「高値掴みのリスク」も十分に考えられるのです。

また、テーマ株には一時的な盛り上がりだけで短命に終わってしまうケースもあるため、常に次のテーマを探しておく必要があります。

「テーマ株は儲からない!」という人の大きな原因とは?

テーマ株は短期間で大きな利益を狙える魅力的な投資先です。しかし一方で、「テーマ株は儲からない!」といった声もしばしば耳にします。その根本的な原因として考えられるのが、

大きく値を上げた話題のテーマ株を高値で買ってしまっている。

ということです。

本来であれば、これから注目される(上がる)テーマ株に目を付けるべきところ、注目を集めすぎた(下がる)株に飛びついてしまっているのです。また、人気化で株価が過大評価されている分、下落も早いということがさらに「儲からないという言葉」に拍車をかけます。

テーマ株に投資する際は、「次のテーマとして注目を集めそうな銘柄」を先回りして探すようにしましょう。さらに、足元の業績が急成長している銘柄を選択するのが理想です。

テーマ株の探し方・売買タイミングの見極め方

テーマ投資において、銘柄選びはその収益性を左右する重要な課題です。また、値動きが早くボラティリティーの大きいその特性から、買い時・売り時の見極めも重要なポイントとなって来ます。

では、これから上がるテーマ株をどのようにして探し出すのか?また、適切な売買タイミングをどのようにして見極めるのか?詳しくご紹介します。

テーマ株の探し方・見つけ方とは?

1. 人気テーマから派生する関連テーマ株を見つける

一つ目が「人気テーマから派生する関連テーマ株を見つける」といった方法です。

市場の関心を広く集める人気のテーマ株は、ひとつのテーマを軸に連想ゲームのように派生テーマが次々と生まれます。たとえば「新型コロナ関連銘柄」というテーマ。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、真っ先に注目されたのは「マスク」と「ワクチン」を扱う企業でした。これらはコロナ関連銘柄の派生テーマ「マスク関連株」「ワクチン関連株」として広く物色が向かいました。

その後、コロナ禍が広げた生活様式の変化によって、「リモートワーク」⇒「巣ごもり消費」⇒「サイバーセキュリティー」と、連想ゲームのようにさまざまな派生テーマが生まれてきたのです。
このように、次に注目される「派生テーマを先回りして見つける」という方法もテーマ投資において有効といえるでしょう。

2. 経済ニュース・政府の経済政策から見つける

二つ目が「経済ニュース・政府の経済政策から見つける」といった方法です。

たとえば「国策に売りなし」といった言葉が定着しているように、国の政策に深く関係するサービスや製品、そこにかかわる銘柄などは、外部環境の影響を受けにくく値を上げやすいといった特徴をもちます。

国策をテーマにした関連銘柄といえば、「国土強靭化」「防衛」「DX」「GX」「インバウンド」「半導体」などです。これら国が推進する政策については、首相官邸や内閣府、関係省庁のホームページから確認できます。

このほか、主要な経済ニュースなどからも旬なテーマ株は発掘できます。たとえば、さまざまな議論が進められている「ライドシェア導入」に関するニュースなどもその一つです。

このように、今世の中で話題になっている最新ニュースやイベント、新しい技術やサービスなど、こうした身近な経済ニュースが「材料」となって次のテーマになることもしばしばあるのです。

テーマ投資の買い方・売り方とは?

1. これから値を上げる「出遅れ株」を狙う

テーマ投資の醍醐味といえば、これから大きく値を上げる「出遅れ株」を狙うことです。

テーマ投資とは?関連銘柄の連鎖的な値動きを狙った投資法」でご紹介したように、人気化したテーマ株は、先駆株に追従するカタチで大きく値を上げる「出遅れ株」が多数存在します。

  • テーマ性を秘めていながら割安な状態で放置されている銘柄
  • 人気化したテーマから次に注目を集める派生テーマに分類される銘柄

こうした条件をもとに、これから値を上げる「出遅れ株」を物色していくといいでしょう。

2. 先駆株・本命株の値崩れしたら売りタイミング

大きなトレンドを形成してきたテーマ株にも終焉を迎えるタイミングがどこかで訪れます。多くの場合が、テーマをけん引してきた先駆株・本命株の値崩れです。

このタイミングで市場の関心は次のテーマに移っていると考えていいでしょう。

また、テーマ株の出遅れを狙う場合、物色が集まり吹き上がったタイミングが売り時です。つまり、出遅れ株として広く認知されてしまうと急落のリスクが高まるわけです。

この高値掴みのリスクを拾わないように、早めの利益確定・損切りを心がけて次のテーマに乗り換えるようにしましょう。

  • けん引してきた先駆株・本命株の値崩れがテーマの終焉サイン
  • 出遅れ株は吹き上がったタイミング(出遅れと広く認知された)が売り時

「テーマ株」に関するよくある質問・Q&A

テーマ株とは、その時代に代表される最新技術や次世代テクノロジー、成長事業に関連する銘柄グループのこと。そのテーマ名をとって「●●関連銘柄」とも呼ばれています。また、こうした特定のテーマを軸にして投資する手法のことを「テーマ投資」と言います。

テーマ投資の大きなメリットは「短期間で大きな値上がりが期待できる」ということ。一方デメリットは、そのボラティリティーの大きさから「株価の急落」「高値掴み」のリスクが考えられるということです。

テーマ投資のメリット
  • 短期間で大きな値上がりが期待できる
  • 全体相場が下げていても利益を狙いやすい
テーマ投資のデメリット
  • 急落・高値掴みのリスクがある
  • テーマによって短命で終わってしまうケースがある
  • 常に次のテーマを探しておく必要がある

テーマ株を見つけるために重要なポイントとなるのが「次に注目されるテーマ株を探す」ということです。たとえば、経済ニュースや政府ホームページからヒントを見つける方法、人気化したテーマから派生するテーマを見つけるなど、さまざまな方法が考えられます。

テーマ株の探し方・見つけ方
  • 人気化したテーマから派生するテーマを先回りして見つける
  • 経済ニュース・政府が推進する経済政策(国策)から見つける

まとめ

テーマ株は、短期間の取り組みでも大きな利益を狙える魅力的な投資先です。

しかしその一方で、値動きが早く値幅も大きいというその特徴から、「急落」や「高値掴み」といったリスクも秘めている取り扱いが難しい投資先でもあります。

テーマ株に投資する際は、「次のテーマとして注目を集めそうな銘柄」を先回りして探すようにしましょう。また、テーマ株の出遅れを狙う際にも、高値掴みのリスクを拾わないように、早めの利益確定・損切りを心がけるようにして下さい。

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