光半導体銘柄まとめ|本命視される注目株と次世代IOWN構想も詳しく解説!

光半導体銘柄まとめ|本命視される注目株と次世代IOWN構想も詳しく解説!

株株ブログ運営事務局
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について詳しく解説します。

スマホやパソコン、家電製品に自動車など、身近なあらゆる電子機器には「半導体」が使われています。

この半導体をさらに進化させ、大容量で高速に、電力消費や熱問題などを解消させた次世代半導体が「光半導体(光電融合技術)」です。

光半導体の実用化へ向けた動きは、NTTが中心となった「IOWN(アイオン)構想」で進められており、まずは様々な問題を抱えるデータセンターへの実用化へ向けて研究開発が行われています。となると、

光半導体銘柄、IOWN関連株の注目銘柄を今から押さえておきたい!

こんな考えを持つ方も多くいるのではないでしょうか?

そこで今回の記事は「光半導体銘柄」をテーマに、光電融合技術の特徴と将来性、NTTが進める「IOWN構想」、光半導体に関連する銘柄一覧に本命株など詳しくご紹介します。

光半導体銘柄とは?

半導体銘柄の主要テーマ分類「光半導体関連銘柄」とは?

光半導体銘柄とは、次世代の通信・情報処理インフラを支える技術「光半導体(光電融合技術)」に関わる、製品・研究・製造プロセスを手掛けている企業のこと。また、冒頭でもお伝えした「IOWN構想」に参画する企業なども光半導体関連銘柄として見られています。

分類主な企業例内容
デバイスメーカー(光素子開発)浜松ホトニクス、住友電工レーザー、LED、フォトダイオード、光センサーなどを開発・供給
光通信/光ネットワーク構築NTT、古河電工、フジクラ光ファイバー通信網の構築・高速化に取り組む
IOWN・光電融合技術推進NTT、NTTエレクトロニクス、NECIOWN構想で光ベースの通信・情報処理基盤を開発
材料・部材メーカー信越化学、JSR、住友化学光半導体向けのシリコンウェーハ、レジスト、光導波路材料などを供給
設備・製造装置関連東京エレクトロン、SCREEN HD光半導体を製造するための装置・プロセス装置を提供
応用製品メーカー(LIDAR、センサー)ソニー、パナソニック、デンソー光半導体を用いた製品(自動運転LIDAR、カメラ、医療機器など)を展開

光半導体の何がスゴイのか?』『IONW構想とは何か?』など、さまざまな疑問があるかと思いますが、まずは、光半導体の本命株「浜松ホトニクス」と「NTT(日本電信電話)」の2社をご紹介します。

光半導体銘柄の本命「浜松ホトニクス」

光半導体銘柄の本命「浜松ホトニクス(6965)」の週足チャート画像

出展:TradingView

光センサー・光電子増倍管の分野で世界トップクラスのシェア(約9割)を誇る光半導体メーカー

浜松ホトニクス(6965)は、光センサーおよび光電子増倍管の分野で世界トップクラスのシェア(約9割)を誇る光半導体メーカー。とくに、自動運転技術などで用いられる高性能センサー「LiDAR(ライダー)」で一躍注目を集めました。

光を電気信号に変換する「高感度デバイス」を強みとしており、医療機器、半導体検査装置、分析機器、宇宙・原子力分野など、極めて高精度な光計測を必要とする分野において幅広く採用されています。

注目トピック

25年6月には、浜松市にある本社工場に建設していた光半導体製造の前工程を担う新棟「5棟」が竣工し、12月に稼働すると発表。本社工場の生産スペースが約2倍に拡張され、フル生産が可能になった場合には生産能力も2倍になる見通しとのことです。

光半導体・IOWN関連銘柄の本命「NTT(日本電信電話)」

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「NTT・日本電信電話(9432)」の週足チャート画像

出展:TradingView

次世代通信網「IOWN構想」の発起人・創設メンバー企業

NTT(日本電信電話)は、いわずと知れた国内最大手の通信インフラ企業。古くから通信ネットワーク・研究開発力に強みをもっており、近年では”情報処理基盤”を「光中心」に再構築しようというビジョンを掲げています。

とくに、「光電融合技術」やシリコンフォトニクス、光チップレットなど、光と電気の協会を超えたデバイスを研究開発する体制を整えており、通信からデータセンター、AI処理まで広範な応用を狙っています。その核となるのが、NTTが提唱する次世代インフラ構想「IOWN」です。(IOWN構想については次のトピックで詳しくご紹介します。)

注目トピック

25年7月、NTTが中心となって進める「IOWN」の実験で世界初となる画期的な成果が発表されました。

今回の実験では、超高速な光ファイバー通信(最大47Tbps)と、極めて安全性の高い暗号技術「量子鍵配送(QKD)」の信号を、1本の光回線で同時に伝送することに成功。これまで別々に扱う必要があったデータ通信とセキュリティ信号を“共存”させたことで、コスト削減と省エネの両立が期待される新たな通信インフラへの道が開かれたことになります。

この成果は、NTTのIOWN構想が着実に現実へと近づいていることを示すもので、今後の光半導体・光通信技術を担う企業にとっても、大きなチャンスの兆しとなりそうです。

なぜ「光半導体(光電融合技術)」が注目されるのか?

なぜ「光半導体」が幅広い分野で注目されているのか?大きくは、従来の半導体デバイスでは難しかった「高速通信」「低消費電力」「熱問題の解消」といった性能を高次元で実現できるから。

さらに、NTTが中心となって進める「IOWN構想」によると、従来のモノと比較して「データ送信容量:最大125倍」、「通信の遅延:200分の1」「消費電力:100分の1」といった、今までにない次世代のデジタル社会が開かれるとのことです。

(想像しづらいですが、通信速度と省エネ性を例えると、「新幹線 → リニア」「白熱電球 → LED」へと進化する位のインパクトでしょうか…。)

では、そもそも「光半導体」とはどのような技術なのか?また、データセンターを例にした導入のメリット、次世代の情報処理基板「IOWN構想」について詳しく解説します。

そもそも「光半導体技術」とは?

光半導体とは、電気ではなく「光」を使って信号を伝達・処理をする次世代の半導体技術(デバイス)のこと。従来の電子半導体と比べて、通信速度が飛躍的に速く、省電力で発熱も少ないといった優れた特徴を持ちます。

光半導体の主な特徴

  • 光の速度で情報をやり取りするため、電子ベースの半導体に比べて圧倒的に高速なデータ通信が可能。
  • 電子の移動ではなく光で処理するため、エネルギー効率が高く消費電力を大幅に抑えられる。
  • 熱損失が少ないため、冷却コストや発熱対策の負担が軽減される。
  • 光ファイバーなどと組み合わせることで、膨大な量のデータを一度に送受信できる。
  • 光信号は電磁波の干渉を受けにくいため、高精度で安定した通信が可能になる。

上記の2番目と3番目、”低消費電力”と”発熱の抑制”という優れた特徴から、「データセンターが抱える問題を解決させるカギ」として、光半導体が注目されているわけです。

半導体の特徴や製造工程、最新の半導体市場・業界の動向などは下記のページにて詳しくまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。

【2025年版】半導体関連銘柄まとめ|注目テーマ別に有望株を徹底解説!

光半導体がデータセンターの”省エネ化”&”熱問題の解消”を加速させる。

光半導体の実用化にともない、その優れた特性が大きな影響をもたらす分野が「データセンター」です。

生成AIを活用したサービスが次々と登場して競争を激化させていますが、その影響はデータセンター運営における「膨大な電力量の消費」「発熱量の増加」など、さまざまな問題を浮き彫りにしてきました。この悪循環を断ち切る技術として期待されているのが「光半導体(光電融合技術)」です。

光半導体(光電融合技術)をデータセンターに用いるメリット

  • 伝送時のエネルギーロスが少なく、大幅な電力削減が可能となる。
  • 抵抗や電流による熱が発生しにくく、データセンターの温度上昇を抑制できる。
  • 熱問題が緩和されるため、空調や冷却装置への依存度が低くなり運用コスト削減に直結する。
  • 電気信号よりも高速で干渉にも強いため、大量データの超高速通信が可能となる。

つまり、データセンターに光半導体が用いられることで、直面している様々な問題をクリアし、“省エネ化”&”熱問題の解消”を加速させることが可能になるのです。

ちなみに、データセンターに光半導体技術が備わることで、現在の最先端データセンターと比較して『40%以上の省エネが実現できる』とのこと。かなり大きな数字ですよね。

データセンター関連銘柄とは?注目の日本株・米国株の一覧・売上ランキングもご紹介!

光半導体技術を用いた次世代の情報処理基盤「IOWN構想」

光半導体を語る上で欠かせない存在なのが「IOWN構想」です。

IOWN(アイオン)構想とは、NTTが中心となって進める次世代の情報通信インフラ構想のことで、最先端の光技術を用いることで”大容量”、”低遅延”、”低消費電力”を兼ね備えた革新的なネットワーク基盤・情報処理基盤の構築を目指すというプロジェクト。

この構想の中核技術にあるのが「光電融合デバイス」「光ネットワーク」、そして「光半導体」で、2030年の本格実用化を視野に実証実験や一部導入も進められています。

IOWN構想の何がスゴイ?3つのメリット

  • 大容量のデータを一度に高速で送れるようになる。
  • 通信の遅延がほぼ無くなる。
  • 通信に必要な電力を大幅に削減できる。

ちなみに、理想的な環境が整うと、従来と比較して「データ送信容量:最大125倍」、「通信の遅延:200分の1」「消費電力:100分の1」まで抑えられるとされています。


本記事の基本テーマとは少し脱線しましたが、『光半導体(光電融合技術)がどれだけスゴイのか?』上手く伝わったのではないでしょうか?

光半導体デバイスは、通信・データセンター・自動車・医療など、幅広い産業に適応されるとても大きな成長産業です。そうなると当然、光半導体・IOWN関連銘柄に今から目をつけようとする方も多いのでは?
次のトピックからこの記事の本題、光半導体関連銘柄について深掘りしていきます。

光半導体 関連銘柄の一覧

早速、光半導体関連銘柄の一覧から見てみましょう。一部重複する銘柄もありますが、内訳として「光半導体銘柄」と「IOWN関連銘柄」の2種類に分けてご紹介します。

光半導体関連【28銘柄】

証券コード銘柄名市場業種時価総額
4004レゾナック・ホールディングス東証プライム化学9448億円
4063信越化学工業東証プライム化学91945億円
4203住友ベークライト東証プライム化学4731億円
4980デクセリアルズ東証プライム化学3850億円
5201AGC東証プライムガラス・土石10408億円
5232住友大阪セメント東証プライムガラス・土石1334億円
5801古河電気工業東証プライム非鉄金属6329億円
5802住友電気工業東証プライム非鉄金属33218億円
5803フジクラ東証プライム非鉄金属41346億円
5819カナレ電気東証スタンダード非鉄金属131億円
6387サムコ東証プライム機械295億円
6503三菱電機東証プライム電気機器80132億円
6613QDレーザ東証グロース電気機器167億円
6701NEC東証プライム電気機器63915億円
6702富士通東証プライム電気機器75906億円
6728アルバック東証プライム電気機器3291億円
6758ソニーグループ東証プライム電気機器265733億円
6769ザインエレクトロニクス東証スタンダード電気機器104億円
6777santec Holdings東証スタンダード電気機器956億円
6834精工技研東証スタンダード電気機器835億円
6951日本電子東証プライム電気機器2522億円
6965浜松ホトニクス東証プライム電気機器5135億円
6971京セラ東証プライム電気機器30511億円
6988日東電工東証プライム化学24135億円
7912大日本印刷東証プライムその他製品13203億円
9432NTT東証プライム東証プライム143069億円

IOWN関連【44銘柄】

証券コード銘柄名市場業種時価総額
1951エクシオグループ東証プライム建設業4555億円
1963日揮ホールディングス東証プライム建設業3798億円
2433博報堂DYホールディングス東証プライムサービス業4674億円
2802味の素東証プライム食料品42216億円
4021日産化学東証プライム化学7261億円
4062イビデン東証プライム電気機器12039億円
4063信越化学工業東証プライム化学91945億円
4188三菱ケミカルグループ東証プライム化学13333億円
4203住友ベークライト東証プライム化学4731億円
4324電通グループ東証プライムサービス業8723億円
4631DIC東証プライム化学3432億円
4634artience東証プライム化学1586億円
4719アルファシステムズ東証プライム情報・通信業558億円
4813ACCESS東証プライム情報・通信業238億円
5020ENEOSホールディングス東証プライム石油・石炭24978億円
5201AGC東証プライムガラス・土石10408億円
5711三菱マテリアル東証プライム非鉄金属3406億円
5801古河電気工業東証プライム非鉄金属6329億円
5802住友電気工業東証プライム非鉄金属33218億円
5803フジクラ東証プライム非鉄金属41346億円
6387サムコ東証プライム機械295億円
6501日立製作所東証プライム電気機器176985億円
6503三菱電機東証プライム電気機器80132億円
6613QDレーザ東証グロース電気機器167億円
6701NEC東証プライム電気機器63915億円
6702富士通東証プライム電気機器75906億円
6703OKI東証プライム電気機器1440億円
6723ルネサスエレクトロニクス東証プライム電気機器33025億円
6754アンリツ東証プライム電気機器2553億円
6758ソニーグループ東証プライム電気機器265733億円
6777santec Holdings東証スタンダード電気機器956億円
6857アドバンテスト東証プライム電気機器115074億円
6965浜松ホトニクス東証プライム電気機器5135億円
6981村田製作所東証プライム電気機器51155億円
7066ピアズ東証グロースサービス業67億円
7120SHINKO東証スタンダード卸売業44億円
7203トヨタ自動車東証プライム輸送用機器461687億円
7733オリンパス東証プライム精密機器21090億円
7911TOPPANホールディングス東証プライムその他製品11251億円
8058三菱商事東証プライム卸売業143872億円
8411みずほフィナンシャルグループ東証プライム銀行業121766億円
9412スカパーJSATホールディングス東証プライム情報・通信業4197億円
9432NTT東証プライム情報・通信業143069億円
9719SCSK東証プライム情報・通信業15227億円

本命視される光半導体銘柄【10選】

最後に、数ある光半導体関連の中でも本命視される10銘柄をピックアップしてご紹介します。

※ご紹介する銘柄は筆者の主観を含んだ内容のため参考情報としてご覧ください。

デクセリアルズ(4980)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「デクセリアルズ(4980)」の週足チャート画像

出展:TradingView

デクセリアルズは、電子部品や光学材料などの研究・開発・製造を行っている化学メーカー。パネル溶接合材の「異方性導電膜」、モジュールとカバーガラスの間に充填する「光学弾性樹脂」など、ニッチな電子部材・材料に強みを持ちます。

2022年に光半導体デバイス、モジュールの開発などを手掛ける「京都セミコンダクター」を買収し、連結子会社のデクセリアルズプレシジョンコンポーネンツ(DXPC)と京セミを統合。光半導体を中心とするフォトニクス事業強化のために、2024年4月に「デクセリアルズフォトニクスソリューションズ(DXPS)」を発足しています。

生成AIの普及によりデータセンターの需要拡大、データ通信量の増加など、同社が手がけるフォトニクス領域の需要拡大がデクセリアルズの事業成長をけん引すると見られています。また、デクセリアルズは次世代の情報通信基盤技術の実現を目指す「IOWN」参加企業です。

AGC(5201)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「AGC(5201)」の週足チャート画像

出展:TradingView

AGCは、ガラスを基板として多角的な事業を展開する大手素材メーカー。建築ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイ用ガラス、化学品、電子材料、ライフサイエンス関連製品など、幅広い分野でグローバルに事業を行っています。

とくに、自動車用ガラスでは世界トップシェアを誇り、日本をはじめ世界中の自動車メーカーに対して高品質な製品、サービス、ソリューションを提供しています。

光半導体の分野においては、次世代半導体の製造に不可欠な「EUV露光用フォトマスクブランクス」や「半導体パッケージ用ガラス基板」、「ガラス導波路」などを手掛けています。

古河電気工業(5801)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「古河電気工業(5801)」の週足チャート画像

出展:TradingView

古河電気工業は、光ファイバー、電線、ワイヤーハーネスなどの製造・販売などを手掛ける企業。古河グループの名門で電線御三家の一角とされています。

光半導体の分野では、子会社の「古河ファイテルオプティカルデバイス(FFOD)」が化合物光半導体チップの製造を担い、古河電工自身も光部品ブランド「FITEL」を展開しており、光半導体レーザーなど様々な製造実績があります。

住友電気工業(5802)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「住友電気工業(5802)」の週足チャート画像

出展:TradingView

住友電気工業は、自動車向けワイヤーハーネスや光ファイバーなど各分野で世界トップクラスの技術を持ち、情報通信・エレクトロニクス・産業素材に展開しています。

2025年には通信機器用の光デバイスの増産へ向けて、国内2拠点に約140を投じて生産能力を3割増強。データセンターなど向けの需要増加を見越して、将来は2倍に引き上げる計画とのこと。

また、NTTが中心となって進めている「IOWN」にも参画しており、光半導体で用いられるレーザーや増幅素子、歯号物半導体ウエハ、光電融合技術の発展が成長をけん引する可能性を秘めていると見られています。

フジクラ(5803)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「フジクラ(5803)」の週足チャート画像

出展:TradingView

フジクラは、古河電気・住友電気に並ぶ電線御三家の一角。電線御三家の中で唯一の独立系企業で、光配線部材など情報通信関連の技術が強み。光ファイバーの接続作業に不可欠な「融着器」ではトップシェアを握っています。

光半導体の分野では、従来のケーブルと比較して細径化・高密度化・軽量化を実現した光ファイバーケーブル「SWR(Spider Web Ribbon)」「WTC(Wrapping Tube Cable)」を開発。データ伝送効率を高め、光半導体の性能を最大限に引き出す技術として注目されています。

富士通(6702)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「富士通(6702)」の週足チャート画像

出展:TradingView

富士通は、公官庁・金融・流通向けに強みをもつITサービス国内トップクラスの企業。光半導体・光伝送デバイスを自社事業と連携させ、IOWN構想下での「オールフォトニクス・ネットワークス」技術開発や、低消費電力・低遅延通信を実現する装置の開発に注力しています。

また、2021年にはNTTと業務提携し、光電融合デバイス製造技術や通信装置への応用を共同で進めることで、富士通の計算基板と通信基盤を光技術で融合させる構想も公表されています。

ソニーグループ(6758)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「ソニーグループ(6758)」の週足チャート画像

出展:TradingView

ソニーグループは、エレクトロニクス、ゲーム、映画・音楽などのエンターテイメント、金融、半導体、AIなど、多岐にわたる事業を展開する日本を代表する家電メーカー・エンタメ企業。

光半導体の分野では、子会社の「ソニーセミコンダクタソリューションズ」において、光通信用VCSEL(レーザーダイオード)やSWIR(短波長赤外)イメージセンサーなど、さまざまな光半導体製品を開発・製造しており、メガデーターエンター向けの光通信モジュール用光源などが代表的です。

santec Holdings(6777)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「santec Holdings(6777)」の週足チャート画像

出展:TradingView

santec Holdings(サンテックホールディングス)は、光技術を応用した製品の研究開発・製造・販売を行う企業。光通信用の光部品と光測定器を2本柱とし、光通信に用いられる「光部品関連事業」、光の測定や検査に使う「光計測機関連事業」、眼科医療機器やOCTシステムを扱う「光イメージング・センシング関連事業」などを展開しています。

光の技術に特化したパイオニア的存在で、データセンター向けの高機能光部品や光半導体レーザーの性能評価に不可欠な波長可変光源などで世界をリードする技術を持っています。

AIの普及にともなうデータセンターの高性能化が大きな課題とされていますが、光半導体の性能を評価するsantec Holdingsの測定器の需要拡大が見込まれています。

浜松ホトニクス(6965)

光半導体銘柄の本命「浜松ホトニクス(6965)」の週足チャート画像

出展:TradingView

浜松ホトニクスは、光関連で高い技術を誇る研究開発型の企業。光電子増倍管を主力製品として、世界シェアは約90%。超微細な光を検出できる超高感度光センサーで、医療エックス線用、半導体製造装置用、学術研究用などさまざまな分野で利用されています。

25年6月には、浜松市にある本社工場に建設していた光半導体製造の前工程を担う新棟「5棟」が竣工し、12月に稼働すると発表。本社工場の生産スペースが約2倍に拡張され、フル生産が可能になった場合には生産能力も2倍になる見通しとのことです。

NTT(9432)

光半導体銘柄・IOWN関連の本命「NTT・日本電信電話(9432)」の週足チャート画像

出展:TradingView

NTT(日本電信電話)は、いわずと知れた国内最大手の通信インフラ企業。古くから通信ネットワーク・研究開発力に強みをもっており、近年では”情報処理基盤”を「光中心」に再構築しようというビジョンを掲げています。

とくに、「光電融合技術」やシリコンフォトニクス、光チップレットなど、光と電気の協会を超えたデバイスを研究開発する体制を整えており、通信からデータセンター、AI処理まで広範な応用を狙っています。その核となるのが、NTTが提唱する次世代インフラ構想「IOWN」です。

まとめ

光半導体銘柄」をテーマに、光電融合技術の特徴と将来性、NTTが進める「IOWN構想」、光半導体関連の本命株などをご紹介してきました。いかがでしたか?

光半導体は、「超高速通信」「低消費電力」「熱問題の解消」と従来の半導体デバイスが抱える様々な問題を解消する次世代の技術。通信、データセンター、自動車、医療など、幅広い産業にて応用される大きな成長産業といってもいいでしょう。
今回ご紹介した記事を参考に、注目度の高い「光半導体銘柄」「IOWN関連銘柄」をぜひチェックしてみて下さい。

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