フィジカルAI関連銘柄まとめ|本命株・日本株・米国株を徹底解説!

フィジカルAI関連銘柄まとめ|本命株・日本株・米国株を徹底解説!

株株ブログ運営事務局
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AIについて詳しく解説します。

フィジカルAIとは、AIが「目・頭脳」となり物理的な現実世界を理解し、ロボットや機械が「体」となって人間のように自律的な行動をする技術のことです。

AI技術によってロボットや機械が人間の代わりに働く。』といった映画やアニメで見た近未来的な世界は今、フィジカルAIの登場と実装フェーズの突入によって現実的なモノとなりつつあります。

  • NVIDIAジェンスン・フアンCEOが「2026年はフィジカルAIの年」と表明。
  • 高市総理が「半導体大国復活への戦略として”フィジカルAI構想”」を発表。

などなど。生成AIに続く新たなトレンドを目の当たりにして、フィジカルAI関連株の情報収集を始めたという方も多くいるのではないでしょうか?

2026年の本命テーマのひとつとされる「フィジカルAI関連銘柄」について、日米の関連銘柄の一覧や本命視される注目株の情報など、詳しくご紹介します。

【 目次 】─ この記事で分かること ─
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フィジカルAI関連銘柄とは?

フィジカルAI関連銘柄

フィジカルAI関連銘柄とは、AIを現実世界で動かすための技術や製品を提供する企業のこと。

従来の生成AIが、「文章を書く」「画像を生成する」といったデジタル空間で完結するAIなのに対し、フィジカルAIはロボット・機械・装置といった「体」を持ち、AIで現実空間を判断・行動する「頭脳」や「目」を持つのが大きな特徴です。

そのため、フィジカルAI関連銘柄は単一の業界だけに留まらず、複数の産業が組み合わさって成立する分野といえます。ざっくり分野ごとにまとめると以下のようになります。

分野製品・用途特徴
ロボット・FA(ファクトリーオートメーション)・産業用ロボット
・協働ロボット
・自律制御機械
フィジカルAIの「身体」を担う中核分野であり、製造業・工場の自動化や人手不足解消を背景に、最も注目度が高いカテゴリ。
半導体・AIチップ・制御デバイス・GPU・AIアクセラレータ
・エッジAI向け半導体
・制御用プロセッサ
フィジカルAIでは、リアルタイムで判断・制御する必要があるため、高性能かつ低遅延の半導体技術が不可欠。
センサー・計測・画像認識・画像センサー
・距離・位置・力覚センサー
・カメラ・LiDAR
ロボットが周囲の環境を認識するための「目」や「感覚」にあたる分野で、フィジカルAIの精度を左右する重要な要素。
ソフトウェア・AIプラットフォーム・ロボットOS
・AI学習・制御ソフト
・シミュレーション技術
ハードウェア単体ではなく、AIモデルとソフトウェアによって“賢く動く”仕組みを提供する分野。
間接・周辺分野(材料・電源・通信など)・高耐久素材
・電源・制御装置
・通信・クラウド基盤
フィジカルAIの普及を支えるインフラとして重要な役割。

エヌビディアとファナックの協業が起爆剤となり「フィジカルAI関連株」が一躍人気トレンドに!

『フィジカルAI』という言葉を一躍人気トレンドにまで押し上げた大きなきっかけが、産業用ロボットのAI実装を目的とした「ファナック(6954)」と「エヌビディア(NVDA)」の協業です。

2025年12月1日、産業用ロボットで世界トップクラスのシェアを持つ「ファナック(6954)」は、米半導体大手「エヌビディア(NVDA)」と提携すると発表。産業用ロボット領域でAIが機械を自律的に制御する「フィジカルAI」の実装を推進する狙いとのこと。

出展:【日経新聞】ファナック、ファナック、NVIDIAと提携 AI搭載でロボットを賢く

この発表を受けてファナックの株価は大幅続伸。4日には、前日比12.9%高の「終値:5,953円」、翌5日には一時「6,097円」まで値を上げ年初来高値を更新。そして、フィジカルAIをトレンドにした強い資金入りは、ロボット・産業機械に関連する銘柄が次々と値を上げる状態となりました。

「エヌビディア × ファナック」の協業で株価が上昇した主なフィジカルAI関連銘柄

騰落率の計算について

エヌビディアとファナックの協業が発表された付近、「12月1日」と「12月5日」の終値を基準に騰落率を算出しています。

コード銘柄名業種細分類時価総額騰落率
3444菊池製作所金型76億円86.1%
6433ヒーハイストベアリング44億円77.9%
5885ジーデップ・アドバンス産業用電子機器165億円20.7%
6324ハーモニック・ドライブ・システムズ半導体・FPD製造装置3,597億円19.9%
6506安川電機モーター12,790億円19.2%
202A豆蔵ITコンサル613億円18.8%
6954ファナックFA機器58,265億円17.7%
9984ソフトバンクG総合通信会社275,382億円16.6%
6268ナブテスコ産業機械4,560億円10.2%

※時価総額:2025年1月5日時点

一連の材料発表は、フィジカルAI関連株が投資テーマとして意識されるようになった転換点と見ることができ、「ロボット × AI」の進化が現実空間へ本格的に広がる可能性を市場に示した分岐点とも言えるのです。

そもそも「フィジカルAI」とは?

フィジカルAIとは?ロボティクスAI・生成AIとの違いを解説!

フィジカルAIとは、AIがロボットや機械などの”身体(フィジカル)”を通じて、現実世界で認識・判断・行動する技術領域のこと。

カメラやセンサーで周囲を認識し、リアルタイムで状況を判断しながらロボットや機械を自律的に動かす。“これがフィジカルAIの最大の特徴です。

フィジカルAIの活用が進むと、現実社会で複雑なタスクを行う「2足歩行ヒューマノイドロボット」や、周辺環境を理解しながら移動する「自律型ロボット」などが実現可能となり、人手不足や自動化ニーズが高い製造業や物流、医療やインフラなど、幅広い分野への実装が期待されています。

フィジカルAIとロボティクスAI、生成AIとの違いとは?

ロボティクスAIや生成AIなど、これまでのAI技術とフィジカルAIの大きな違いは「現実社会で”自律的に行動させる”AI」ということです。

  • 生成AI:「考える・創る」ことが得意なAI
  • ロボティクスAI:ロボットを効率よく動かすためのAI技術
  • フィジカルAI:生成AIやロボティクスAIを統合し、現実世界で“自律的に行動させる”AI
項目フィジカルAIロボティクスAI生成AI
主な役割現実世界で認識・判断・行動ロボットの動作制御・自律化文章・画像・音声などの生成
活動空間現実世界(物理空間)現実世界(主にロボット内部)デジタル空間
必要要素AI+ロボット+センサー+制御ロボット+制御アルゴリズム大規模データ+計算資源
リアルタイム性非常に高い高い比較的低い
主な用途工場自動化、物流、医療、インフラ産業用・協働ロボットチャット、画像生成、分析
投資テーマ性次世代の成長テーマ成熟〜進化段階既に普及段階

なぜ今、フィジカルAIが注目されているのか?

なぜ今、フィジカルAIが注目されているのか?

「フィジカルAI」という言葉が急速に広まったきっかけは、2025年に開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)における、NVIDIA社のCEO ジェンスン・フアン氏の提唱です。

ジェンスン・フアン氏はそこで「AIの進化の4段階」に触れ、『AIの進化は「知覚AI」から「生成AI」、「AIエージェント」を経て、新たに「フィジカルAI」へと段階的に進んでいる。』と発言。この発言をきっかけに、世界中の企業や研究機関がフィジカルAIの領域に注目し始めました。

そして現在、2026年は「フィジカルAI元年」と呼ばれ、あらゆる産業への実装フェーズに突入し、その注目度は更に高まることが予想されます。では改めて、なぜ今、フィジカルAIが注目されるのか?3つのポイントに絞って解説します。

①NVIDIAジェンスン・フアンCEOが「2026年はフィジカルAIの年」と表明。生成AIの次の成長領域として注目を集める。

ラスベガスで開催されたCES-2026において、NVIDIAジェンスン・フアンCEOは「同社にとって2026年はフィジカルAIの年」と位置づけ、従来のGPU・コンピューティング中心から「フィジカルAI」へと戦略的な方向性を大きく転換すると表明しました。

つまり、世界をリードしてきたNVIDIAが、次の成長戦略として「フィジカルAI」へと方針をシフトする。という事を名言し、AIの次なる主戦場が現実世界にあることを示したわけです。

生成AIの次に市場が求めているもの

生成AIは、ソフトウェア・コンテンツ分野を中心に急速に普及しましたが、次の成長段階では「AIを”どこで使うのか?”」「AIが”どんな実務を代替・拡張するのか?”」が問われるようになります。

この点でフィジカルAIは、

  • 製造業の自動化
  • 物流、倉庫の省人化
  • ロボットによる危険作業の代替

といった実経済に直結する用途を数多く持っています。

NVIDIAが、GPUやAIプラットフォームを「ロボット・工場・現実世界」にまで広げようとしていること自体が、フィジカルAI時代の到来を裏付けているのです。

②日本政府は半導体大国復活への戦略として「フィジカルAI構想」を発表。国策テーマとしての存在感をあらわにさせる。

2026年1月5日、高市首相は年頭記者会見において、半導体の国内生産基盤の構築について「ラピダス・プロジェクト」に言及。

これが成功すれば、製造業や医療、物流などの現場データを日本独自の強みとした「フィジカルAI」が実現できると述べ、半導体の国内生産を軸とした「フィジカルAI構想」を示しました。また、政府は昨年12月、人工知能戦略本部の会合を開き、AI開発・利活用の関連施設に「1兆円超」を投資する方針を示し、フィジカルAIの開発に国が本格的に取り組むことも掲げられました。

つまり、フィジカルAIは、政策レベルでも重要テーマとして位置付けられたこととなり、国策テーマとしての強い存在感をあらわにしたことになります。

なぜ国策テーマとなりやすいのか?

フィジカルAIは、「半導体」「ロボット」「センサー」「制御装置」といった、日本が強みを持つ産業分野と直結しています。また、

  • 製造業の競争力強化
  • 人手不足への対応
  • 安全保障(産業・技術基盤)

といった政策課題とも親和性が高く、補助金・研究支援・産学連携が進みやすいテーマ性を秘めています。そのため、フィジカルAI関連銘柄は「技術トレンド×国策」という形で、中長期の投資テーマとして意識されやすいといえるのです。

③日本企業はフィジカルAIの土台となる”ハードウェア製造技術”と”ロボティクス分野”において、高い競争優位性を持つ。

日本はAIモデル(頭脳)を作ることにおいては、米国・中国と比べて劣勢の立場となっていましたが、フィジカルAIを搭載するハードウェア、産業用ロボットや機械の分野では世界的な強みを有しています。

日本企業の強み①:ハードウェア製造技術

フィジカルAIは、ソフトウェアだけでは成立しません。

  • 精密な機械設計
  • 高品質な部品加工
  • 長時間稼働に耐える耐久性

といったモノづくりの基盤が不可欠です。

この点で日本企業は、長年にわたり世界の製造業を支えてきた実績を持ち、フィジカルAIの「土台」を担える存在として構造的に優位な立ち位置にあるのです。

日本企業の強み②:ロボティクス分野の蓄積

日本は、産業用ロボット分野では世界シェアの大きな割合を占め、長年培ってきた技術やノウハウで構築された産業基盤は容易に真似できるものではなく、ロボット大国として圧倒的な優位性を築いています。

つまり、「日本:ロボット・ハード」×「米国:AIソフト・プラットフォーム」といった、役割分担と補完関係が成立しやすく、日本企業の強みを活かしやすい構造ができていると言えるのです。


ここまで、フィジカルAIの特徴をはじめ注目を集める大きなきっかけ、そしてハードウェア面における日本企業の優位性などをご紹介してきました。いかがでしたか?

フィジカルAIは今後10年で急成長し、莫大な経済効果をもたらすとされていますが、その土台を担う「産業用ロボット・機械」分野において、日本は圧倒的な技術力と世界シェアを持ちます。

生成AIの分野で世界に出遅れたとされる日本。フィジカルAIで巻き返すことができるのか?また、日の丸半導体復活のカギ「ラピダス・プロジェスト」の動向と合わせて注目したいですね。

CHECK!

ラピダス(Rapidus)関連銘柄一覧|国産半導体プロジェクトの最新情報と本命株まとめ

フィジカルAI関連銘柄一覧【本命・準本命・思惑】

さてここからが本題です。フィジカルAI関連銘柄を「本命」「準本命」「思惑」に分類して、一覧でご紹介します。尚、ご紹介する銘柄については、筆者の主観を含んだ内容のため参考情報としてご覧ください。

【本命】フィジカルAIの中核を担う企業

コード銘柄名特徴・関係時価総額
6954ファナック産業用ロボット世界大手。NVIDIAとの協業でAI搭載ロボットの中核プレイヤー63,344億円
6506安川電機ロボット・モーション制御に強み。AI制御との融合が進む13,403億円
6645オムロンセンサー×制御×ロボットの統合が強み。現場AIの代表格8,276億円
6501日立製作所産業AI・制御・OT領域を統合。フィジカルAIの社会実装側235,263億円
6503三菱電機FA・制御・ロボットを網羅。工場向けフィジカルAI基盤100,060億円

※時価総額:2026年1月9日時点

【準本命】ロボット・制御・センサー関連

コード銘柄名特徴・関係時価総額
6324ハーモニック・ドライブ・システムズ精密減速機。ロボットの可動精度を左右3,419億円
6268ナブテスコ減速機・制御機器でロボットの中核部品4,603億円
6383ダイフク物流ロボット・自動搬送でフィジカルAI実装先19,754億円
6474不二越ロボット+工具の融合1,178億円
6479ミネベアミツミモーター・センサーなど駆動部材12,799億円
6723ルネサスエレクトロニクスエッジAI半導体。リアルタイム制御の要44,520億円
6981村田製作所センサー・電子部品でロボットの感覚器62,698億円
6758ソニーグループ画像センサーでフィジカルAIの「目」を提供238,366億円
6807日本航空電子工業ロボット・制御機器向けコネクタ1,770億円

※時価総額:2026年1月9日時点

【出遅れ・思惑】実証・研究・テーマ連想銘柄

コード銘柄名特徴・関係時価総額
4425Kudan自律移動・SLAM技術。ロボット認識AI161億円
5574ABEJA産業AI・画像解析。実証段階が中心267億円
5885ジーデップ・アドバンスGPU・AIハード供給。テーマ連想163億円
6258平田機工生産設備×ロボット。顧客案件次第808億円
7779CYBERDYNE医療・介護ロボット。フィジカルAI応用例464億円
7203トヨタ自動車自動運転・ロボット研究。長期テーマ535,134億円
7272ヤマハ発動機モビリティ×ロボット研究12,568億円
9984ソフトバンクグループAI・ロボット投資のテーマ連想枠243,496億円

※時価総額:2026年1月9日時点

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フィジカルAI銘柄「日本株」注目企業【8選】

次に、数ある関連銘柄の中でも、フィジカルAIの中核を担う代表的な企業をピックアップしてご紹介します。

ファナック(6954)

フィジカルAI関連銘柄の本命「ファナック(6954)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • フィジカルAIを「実装」できる数少ない企業
  • 工場自動化・省人化ニーズの直接的な受け皿

ファナックは、工作機械用NC(数値制限)装置と多関節ロボットの世界的大手メーカー。特に、コンピューター数値制限装置(CNC)と産業用ロボットの分野では世界トップクラスのシェアを誇り、自動車、電気、金属加工など、さまざまな製造業の自動車・効率化に貢献している企業です。

フィジカルAIの分野では、2025年12月に米半導体大手のエヌビディアと業務提携をして産業用ロボットのフィジカルAI実装を推進すると発表。エヌビディアとの協業によるフィジカルAI搭載ロボットの開発計画が明らかとなったことにより、中長期の収益を押し上げる要因になるとみた内外大口投資家のほか、個人投資家からも幅広く買いが入っています。

2025年12月1日時点の終値が「5,038.0円」だったのに対し、26年1月13日での終値は「6,630.0円」まで上値を伸ばし年初来高値を更新中。日本株におけるフィジカルAIの象徴的存在として注目度が急上昇しています。

安川電機(6506)

フィジカルAI関連銘柄の本命「安川電機(6506)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • 「動き」を司る中核技術
  • 製造業向けフィジカルAIの基盤

安川電機(6506)は、産業用ロボット、ACサーボモーター、インバータなどのメタトロニクス製品で世界的に知られる日本の大手電気メーカーです。特に、ACサーボモーターとインバータ(可変速制御装置)で世界首位の実績を持っています。

フィジカルAIの分野では、2025年12月1日にソフトバンクとフィジカルAIの社会実装に向けた協業で合意し覚書を締結したと発表。協業の第一弾では、オフィス向けのフィジカルAIロボットの活用事例を共同開発。ソフトバンクが手がける「MEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)」と安川電機の「AIロボティクス」により、ロボットがオフィスの棚から特定のスマホを認識して取り出すといった高度な判断が実現できるとのこと。

ロボット、サーボモーター、モーション制御といった、フィジカルAIの「ロボット動作」に強みを持つことから、製造業向けフィジカルAIの基盤を担う企業として注目されています。

オムロン(6645)

フィジカルAI関連銘柄の本命「オムロン(6645)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • センサー認識、AIの判断、機械による動作といったフィジカルAIの基本構造を一社でカバーできる企業。

オムロン(6645)は、工場の自動化で世界をリードする「制御機器」、家庭用体温計・血圧計などの「ヘルスケア製品」、自動改札や太陽光システムなどの「社会システム」、電子部品やデータソリューションなどを手掛ける大手総合電機メーカー。

フィジカルAIの分野においては、周囲の状況を正確に認識し(センサー)、瞬時に判断し(AI・制御)、確実に動作させる(機械・ロボット)ということにおいて、オムロンはこの一連の流れを現場レベルで実装できる数少ない企業として見られています。

また同社は、長年にわたり製造現場の自動化・省人化を支えてきた実績を持ち、AIを「実験段階」ではなく「稼働し続けるシステム」として運用するノウハウを蓄積しています。フィジカルAIが本格普及するにつれ、単なるAI技術よりも安定性・安全性・再現性が重視されるため、オムロンのような現場密着型企業は、今後ますます重要な存在になると考えられます。

日立製作所(6501)

フィジカルAI関連銘柄の本命「日立製作所(6501)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • 工場・インフラ・物流への展開力
  • フィジカルAIを“産業全体”に広げる役割

日立製作所(6501)は、社会インフラから製造業まで幅広い分野を支える総合電機メーカーです。フィジカルAI分野では、ロボット単体ではなく、制御・データ・システムを含めた「社会実装」を担える点が大きな特徴です。

日立製作所のフィジカルAIにおける強みは、OT(制御・現場技術)とIT、AIを融合したシステム構築力にあります。製造現場や物流、エネルギー分野では、AIによる判断を現実世界の設備・装置へ確実に反映させることが求められますが、日立はこの「つなぎ込み」を得意としています。

同社は産業向け制御システムやデジタルツイン、データ解析技術を活用し、フィジカルAIを単なるロボット制御ではなく、工場・インフラ全体を最適化する手段として展開しています。これは、AIが現場で継続的に価値を生み出すために不可欠な視点です。

今後、フィジカルAIが社会インフラや大規模産業に広がるにつれ、日立製作所は「実装の要」として存在感を高める可能性があります。

三菱電機(6503)

フィジカルAI関連銘柄の本命「三菱電機(6503)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • FA・制御・電源分野の総合力
  • 安全性・安定性を重視した現場実装
  • フィジカルAIの「制御基盤」企業

三菱電機(6503)は、FA機器・制御装置・電源分野に強みを持つ総合電機メーカーです。フィジカルAIでは、ロボットを「安全かつ正確に動かす」ための制御技術が評価されています。

三菱電機のフィジカルAI関連の強みは、FA(ファクトリーオートメーション)分野で培った制御・電源・安全技術にあります。フィジカルAIは、AIの判断をリアルタイムで機械動作に反映させる必要があり、制御の精度や安定性が成果を大きく左右します。

同社は産業用ロボットや制御装置、サーボ技術を通じて、AIと機械をつなぐ基盤を提供しています。また、安全規格や冗長設計に関するノウハウを持つ点も、現場実装では重要です。

フィジカルAIが製造業の中核技術として普及するほど、三菱電機のような制御分野のプレイヤーは不可欠な存在となるでしょう。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)

フィジカルAI関連銘柄の本命「ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • 精密減速機の世界的リーディング企業
  • ロボットの可動精度を左右する中核部品
  • フィジカルAIの“身体の要”

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は、精密減速機で世界的シェアを持つ企業です。ロボットの動きを支える“縁の下の力持ち”として、フィジカルAIの基盤を担います。

フィジカルAIにおいて、ロボットの知能だけでなく「思った通りに動くかどうか」は極めて重要です。ハーモニック・ドライブ・システムズの精密減速機は、ロボットの関節部に使われ、高精度な位置決めと滑らかな動作を可能にします。

AIによる高度な判断も、最終的に物理的な動作へ変換されなければ意味を持ちません。同社の技術は、この「AIの判断を正確な動きに変える」部分を担っています。フィジカルAIが高度化するほど、機械精度の重要性は増し、同社のような基幹部品メーカーの存在感は相対的に高まります。

村田製作所(6981)

フィジカルAI関連銘柄の本命「村田製作所(6981)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • センサー・電子部品の世界的メーカー
  • ロボットの姿勢・動作認識を支える
  • フィジカルAIの「感覚器」

村田製作所(6981)は、電子部品・センサー分野で世界トップクラスのメーカーです。フィジカルAIでは、ロボットの「感覚」を支える重要な役割を担います。

フィジカルAIにおいて、ロボットや機械が周囲を正しく認識するためには、高性能なセンサーが不可欠です。村田製作所は、加速度センサーやジャイロ、各種電子部品を通じて、ロボットの姿勢制御や環境認識を支えています。

AIが高度な判断を行っても、入力されるデータが不正確であれば意味を持ちません。同社の高信頼センサーは、フィジカルAIの精度を根本から支える存在です。フィジカルAIの普及が進むほど、ロボット1台あたりのセンサー搭載数は増加する傾向にあり、村田製作所は量的・質的の両面で恩恵を受けやすいポジションにあります。

ソニーグループ(6758)

フィジカルAI関連銘柄の本命「ソニーグループ(6758)」の週足チャート画像

出展:TradingView

注目ポイント
  • 画像センサーの世界トップ企業
  • ロボット・自律システムの視覚を担う
  • フィジカルAIの「目」を提供

ソニーグループ(6758)は、画像センサー分野で圧倒的な競争力を持つ企業です。フィジカルAIでは、ロボットの「目」となる技術を提供しています。

フィジカルAIでは、カメラや画像センサーを通じて周囲を認識する能力が極めて重要です。ソニーグループは、CMOS画像センサーで世界トップシェアを誇り、産業用・ロボット向け分野でも存在感を高めています。

高精度な画像認識は、ロボットの自律移動や作業精度を大きく左右します。同社のセンサー技術は、AIが現実世界を理解するための「入口」として機能します。フィジカルAIが高度化するにつれ、視覚情報の重要性はさらに高まり、ソニーグループの技術は中核的な役割を果たすと期待されます。

フィジカルAI銘柄「米国株」注目企業

最後に、フィジカルAI銘柄「米国株」の注目企業を見てみましょう。

フィジカルAIの分野において、日本が「ロボット・ハードウェア」に強みを持つ一方で、米国は「AIソフトウェア・半導体・プラットフォーム領域」で先行しているのが大きな違いです。フィジカルAI関連の代表的な米国株6社をピックアップしてご紹介します。

代表的な米国フィジカルAI関連銘柄

企業名ティッカー分野フィジカルAIとの関係・特徴
NVIDIANVDA半導体・AI基盤GPU・AIプラットフォームでフィジカルAIの頭脳を担う中核企業
TeslaTSLAロボット・自動運転自動運転・人型ロボット「Optimus」でフィジカルAIを実装
AlphabetGOOGLAI・ロボット研究DeepMindを通じたロボットAI・制御研究
MicrosoftMSFTAI・クラウドAI開発基盤・クラウドでロボットAIを支援
AmazonAMZN物流ロボット倉庫・物流向けロボットでフィジカルAIを実運用
Boston Dynamics非上場ロボット高度な自律ロボット技術(※非上場だが象徴的存在)

まとめ:2026年の本命テーマ株として「フィジカルAI関連株」の動向は要注目!

2026年の本命テーマ株のひとつ、「フィジカルAI関連銘柄」を題材に、フィジカルAIの特徴や既存AIとの違い、注目を集める理由、日米の関連銘柄の一覧などをご紹介してきました。

ここまでご覧頂いた皆さまであれば、フィジカルAIの分野で高い優位性を持つ日本企業への期待、フィジカルAIの開発を後押しする日本政府の強い存在感から、その注目度の高さが十分伝わったかと思います。今年の大注目トレンドとして「フィジカルAI」の動向に注視して頂きたいと思います。

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