インバウンド銘柄ランキング【20選】

「 インバウン ド銘柄ラン キング 」 について詳しく解説します。

【2024年度】インバウンド銘柄・値上がり率ランキング

では早速、2024年度・インバウンド銘柄値上がり率ランキングを見てみましょう。

インバウンド株 おすすめランキング一覧

【1位】グランディーズ（3261）

出展：グランディーズ

安値	273円（2024.01.04）
高値	1484円（2024.09.30）
値上がり率	297.9％

グランディーズ（3261）は、大分・別府エリアを地盤とする不動産会社。建売住宅の販売を主力としていますが、投資用不動産販売事業（投資用・分譲マンション、簡易宿泊所）も手掛けています。

主力の建売住宅販売は低調ですが、投資用不動産販売事業をインバウンド向けに注力。訪日客の多い福岡で保有する簡易宿泊所が高値で販売できたことが利益を押し上げ。インバウンド関連株として市場の注目を集めています。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【2位】Japan Eyewear Holdings（5889）

出展：JEH

安値	1217円（2024.01.04）
高値	4060円（2024.08.30）
値上がり率	233.6％

Japan Eyewear Holdings（5889）は、福井県・鯖江市を拠点とする高級眼鏡ブランド「金子眼鏡」と「フォーナインズ」を展開する企業。

眼鏡の世界三大産地、福井県鯖江市に自社工場を構え、一貫生産体制（SPA）をとっているのが大きな特徴。鯖江市内に3つの自社工場を持ち、国内75店舗、海外3店舗の直営店を展開。国内需要をはじめインバウンド顧客向けが好調に推移。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【3位】ダイドーリミテッド（3205）

出展：ダイドーリミテッド

安値	413円（2024.01.04）
高値	1329円（2024.07.08）
値上がり率	221.8％

ダイドーリミテッド（3205）は、紳士・婦人既製服ブランド「ニューヨーカー」の製造・小売りを主力とするアパレル中堅企業。衣料事業のほかに、複合商業施設などの不動産賃貸事業も。

21年にはアメリカを代表する老舗の紳士服販売店「ブルックス・ブラザーズ」の日本法人を子会社化。ブルックスブラザーズが旺盛なインバウンド需要を取り込み、衣料事業の業績押し上げの要因となっています。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【4位】アシックス（7936）

出展：アシックス

安値	1050.7円（2024.01.05）
高値	3195円（2024.12.27）
値上がり率	204.1％

アシックス（7936）は、スポーツシューズやウェア、用具などの製造・販売を行うスポーツ用品メーカー。ランニングシューズでは世界大手で欧米や豪州など海外でもユーザーが多く、海外売上比率は約7割。

訪日客や海外市場での需要が高まり、プライベートブランドの「アシックス」「オニツカタイガー」の売上が好調。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【5位】サンリオ（8136）

出展：サンリオ

安値	1902.6円（2024.01.04）
高値	5651円（2024.12.30）
値上がり率	197.0％

サンリオ（8136）は、「ハローキティ」「マイメロディ」など、自社キャラクター商品の企画・販売、サンリオピューロランド、ハーモニーランドなどテーマパーク運営も手掛けるグローバル・エンターテイメント企業。

ハローキティなどキャラクターのライセンス事業が米国や中国を中心に好調で、訪日外国人旅行客から、世界的なキャラクターに実際に会える聖地としてピューロランドの人気が高い。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【6位】ソースネクスト（4344）

出展：ソースネクスト

安値	120円（2024.02.15）
高値	308円（2024.03.12）
値上がり率	156.7％

ソースネクスト（4344）は、個人向け低価格パソコンソフトやIoT機器の生産・販売を手掛ける企業。17年発売の自動翻訳機「ポケトーク」が看板製品。

24年10月には約5年ぶりとなる新機種「AI通訳機・ポケトークS2」の販売を開始。世界170以上の国と地域でWi-Fiのない場所でもそのまま使えるモバイル通信機能が内蔵されています。

国内だけでなく米国やアジアなどグローバル展開にも力を入れていて、米国でのポケトーク販売が好調です。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【7位】丸千代山岡家（3399）

出展：丸千代山岡家

安値	2052.5円（2024.01.04）
高値	5180円（2024.12.19）
値上がり率	152.4％

ラーメン専門店「山岡家」を展開する、北海道と北関東が地盤のラーメンチェーン。郊外のロードサイドを中心に約180店舗を全店直営。

全国に店舗数を拡大し、売上・客数・客単価ともに好調。多言語メニューに対応した店舗も増やし、円安効果も背景にインバウンド需要が業績を押し上げています。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【8位】霞ヶ関キャピタル（3498）

出展：霞ヶ関キャピタル

安値	7950円（2024.08.05）
高値	19820円（2024.10.07）
値上がり率	149.3％

霞ヶ関キャピタル（3498）は、東日本大震災で被災した宮城県のショッピングセンターの再生事業をきっかけに設立された企業。現在は、ブル中施設開発、ホテル開発、ヘルスケア施設開発、海外事業を主軸にした「不動産コンサルティング事業」を展開しています。

ホテル事業は省人化の進んだ運営体制が強みで、訪日客の多い地方都市を中心に展開。インバウンド需要増加を追い風に、ホテル事業・不動産コンサルティング事業が好調。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【9位】三越伊勢丹ホールディングス（3099）

出展：三越伊勢丹HLD

安値	1511円（2024.01.04）
高値	3674円（2024.07.11）
値上がり率	143.2％

三越伊勢丹ホールディングス（3099）は、国内屈指の売上高を誇る「新宿伊勢丹」「日本橋三越」を主柱とする国内最大の百貨店グループ。

『インバウンド需要の増加＝百貨店の売上増加』と見られるほど、インバウンド消費の影響を強く受けるのが百貨店であって、その本命ともいえるのが「三越伊勢丹ホールディングス」です。

ちなみに、「日本百貨店協会」によると、去年1年間の百貨店インバウンド売上高は6,487億円。過去最高の2023年から「85.9％増加」で大幅に過去最高を更新したとのことです。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

【10位】フィンテック グローバル（8789）

出展：フィンテックグローバル

安値	55円（2024.08.05）
高値	131円（2024.12.17）
値上がり率	138.2％

事業承継問題を抱える企業への投資やソリューション提携が主軸。この他、不動産アセットマネジメント、航空機検査サービスなども手掛け、19年には埼玉県飯能市に「ムーミンバレーパーク」を開業。

株価・業績推移

出展：TradingView

※単位：「百万円」

まとめ

「インバウンド銘柄・値上がり率ランキング」をテーマに、2024年大きく値を上げた20銘柄とランキングTOP10の詳細をご紹介しました。

政府観光局（JNTO）によると、2025年の訪日外客数は昨年を上回り「4,000万人～4,200万人」と予想されており、インバウンド消費額も過去最高を記録しています。本年もインバウンド銘柄の業績、株価押し上げに大きく期待できそうです。

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